続 イボGの山

何者にも成れずただ登るのみ

小川山 20221119-20

妻の友人夫妻と今シーズン最終営業の廻り目平へ。

 

今回は友人夫妻との交流や写真撮影などがメインではあったのだが、なんだかんだで結構登らせていただいた。ありがとうございます。

 

まずはフェニックスの大岩へ。

 

何年かぶりに訪れたが、まあこんな時期にここに登りにくるような人がいるはずもなく貸切。5.7くらいのルートと5.9くらいのルートをそれぞれ登ってトップロープ化し、夫妻にも登ってもらった。

実は僕、二日前にジムで右中指を痛めてしまって、今回はテーピングを巻いてのクライミングだったのだが、なんとか大丈夫そうだ。

 

その後、一旦キャンプ場に戻って昼食を挟み、我々の希望でクジラ岩へ。

シーズン最後なのに大盛況。普段こんな人数の中で登ることなんて無いので緊張する。

 

とりあえず7月末に来た時に少し触った穴社員(3級)をやってみたところ、1便で登れてしまった。ポケット系だからか痛めた指が少しだけ痛い。

ところでこの課題、スタートのガバの上の方のホールドとか使っちゃダメなんだろうか?

僕は普通に使って登ったし、その方が自然なラインだと思うのだが、他の方々が全く使おうとしないので、なんだか不思議な上にバツが悪い。

小川山のボルダーのことは全く詳しく無いけど、前回ここに来た時に話したクライマーからは穴社員に限定は無いと聞いているのでとりあえずヨシとしよう。

次来る機会があれば限定バージョン?もトライしたほうがいいのかな…今回は指が痛いので深追いはしない。

 

ちなみに、友人夫妻の旦那さんも穴社員にチャレンジ。外岩ボルダー初だとのことだが、触ってみようという気持ちがすごく前向きで素晴らしい!

 

 

そのあと、前回濡れてて触らなかったエイハブ船長(1級)も触ってみることに。

時間の都合上、そこまでトライ出来なかったが、薄い縦カチの後のスローパー?を止めるところまではできたので、次回はもうちょっとやってみたい。こちらはあまり指に影響はなかった。

それにしても日本一有名と言っても良い課題を触るのはちょっと緊張した。この課題が僕が生まれるよりも前に登られたとはなんだか感慨深い。

 

その後、前回も触ったドンキー(6級)を全員で触って終了。

友人夫妻、以前何回かクライミングジムに行かれたことがあるとのことだったが、とにかく二人のメンタルの強さが印象に残った。

努力せずに諦めることに慣れきった僕だが、旦那さんのチャレンジ精神や、奥さんの諦めない気持ちからは強い刺激をもらえた。

 

その後、バーベキュー、豚汁、炊き込みご飯などを食べながら焚き火を囲んだ。思ってたほどの寒さは感じず、楽しい夜だった。

ただ、キツネが友人夫妻の手袋を持ち去ってしまったのは困った。小川山でキツネなんて初めて見たし、そもそも手袋なんて持っていってどうするんだろうか。

 

 

この日は金峰山荘に泊まってみた。初めて泊まったが、この質で素泊まり五千円弱、2食付でも七千円前後ならかなり泊まる価値があると思う。もちろんテント泊の方が安いが、入場料や風呂代もコミだし、ここに泊まれば前夜入りして場所取りする必要もないので泊数も減らせるなど、充分メリットがあると思う。道具も減るし、こっちの方がクライミングに集中できるんじゃないだろうか。

今シーズン最後の営業で、宿泊客は我々だけ。我々のためだけに営業してもらうのも申し訳なかったが、ゆっくりさせてもらえた。ありがとうございました。

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↑レトロなコタツが良い(天板の裏は雀卓)。

 

翌朝は予報通り雪が混じった雨。朝からゆっくり帰宅。