続 イボGの山

何者にも成れずただ登るのみ

左門岳 20220226-27

今年に入ってすぐ、2016年の遠征に一緒に行ったTくんから山のお誘いがあった。

数年前に錫杖に行く予定もあったが、僕の車が故障したことで流れたので、一緒に山に登るのは遠征以来だ(早月尾根で偶然すれ違ったことはあったけど)。

一年ちょっと前に遠征メンバーのKくんとボルダーをやった時もそうだったが、トリブバン空港で気軽に別れて以来、全く山行を共にしなかったのは不思議で仕方ない。

 

今回は奥美濃でマイナーな山を歩こうということで、上大須ダム〜左門岳〜屏風山の計画を立てた。

結果、屏風山なんて到底無理だったけど…

 

2/26 7:30上大須ダム出発

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のっけからダム沿いの道でワカンラッセルとなる。ボルダーとかばっかりであんまり歩いてないので、とにかくきつい。そして暑い。

途中、鹿がラッセルしているのを何度も見かけた。

 

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8:30

ダムの最奥から根尾東谷川の林道へ入る。

右膝と股関節が痛く辛い。股関節はかれこれ1〜2年くらい痛いが、右膝はなんだろうか。Tくんからストックを一本借りて歩くとだいぶ楽になった。いい加減ストックを買うべきか。

写真はないのだが、ダムの最奥から尾根の取り付きまで5回ほどの渡渉を強いられた。ここでもTくんから借りたストックが便利だった。

 

 

10:30 尾根に取り付く

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標高650m付近、地図で言うと道がヘアピンカーブ状になっている箇所から尾根に乗った。

すでにかなりの時間が経っている。この時点で屏風山は難しいのではと思い始めていた。

 

尾根の末端には作業用モノレールのレールがあり、その辺りから取り付いたが結構悪かった。下山時に気づいたのだが、東側に少し回り込んで取り付けば幾分簡単だと思う。

 

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あとはひたすらラッセル。沈み込みはスネ程度なのだが、とにかく雪が重い。気温もかなり高く、休憩時に日陰でシャツ一枚でも寒くない状態だった。

 

14:00

そんなこんなで気づけばもうこんな時間。今回の目的の一つ「イグルー作り」のことを思うとすでにリミットだ。

なんとか1150mの稜線まで上がったが、なんと左門岳にすら辿り着いていない。

 

 

まあいい、今日はこれまでにしよう。

というわけで、先週笈ヶ岳でイグルーを作ったというTくんに指導してもらいながらイグルー制作にかかる。

今回は私が中からブロックを積み、Tくんが外からブロックを積む。

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↑屋根が完成間際。最後は細長くて軽いブロックを乗せる。

 

で、できたのがこれ。↓


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1時間50分ほどで完成。先週のTくんは3時間以上かかったらしいので上出来だ。

ちなみに第一人者の米山さんは40分ほどで作れるそうだ。

 

入り口はツエルトで塞いで就寝。意外だったのはそこまで暖かくないということ。もっと細かい穴をしっかり埋めないといけないのかもしれない。

 

夜はTくんが用意してくれた鍋。思い出話に花が咲く。

 

2/27 

5:30起床。

4時起床のつもりだったが、意図的に寝坊。Tくん曰く「戦略的寝坊」とのこと。

昨日はよく晴れていたが、今日は曇っており雪がちらついている。

 

7:00出発

7:30左門岳山頂

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あっという間に到着。もちろんこの先に進むはずもなく、撤退を決定。

 

降り始めた頃からだんだんと雪が強くなってきたが、行動を阻害されるほどではなく、サクサクと下山。

 

11:00下山完了。

 

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↑計画:オレンジ  現実:青

 

 

屏風山はかなりリモートな山だった。

本気で行くつもりなら、もっと早くでるとか、スノーシューを使ってみるとか、本気を出すとか色んな頑張りが必要だったと思う。まあでも久しぶりの友人と楽しい山行ができたのでOK⭐︎

またよろしく!