今年に入ってすぐ、2016年の遠征に一緒に行ったTくんから山のお誘いがあった。
数年前に錫杖に行く予定もあったが、僕の車が故障したことで流れたので、一緒に山に登るのは遠征以来だ(早月尾根で偶然すれ違ったことはあったけど)。
一年ちょっと前に遠征メンバーのKくんとボルダーをやった時もそうだったが、トリブバン空港で気軽に別れて以来、全く山行を共にしなかったのは不思議で仕方ない。
今回は奥美濃でマイナーな山を歩こうということで、上大須ダム〜左門岳〜屏風山の計画を立てた。
結果、屏風山なんて到底無理だったけど…
2/26 7:30上大須ダム出発
のっけからダム沿いの道でワカンラッセルとなる。ボルダーとかばっかりであんまり歩いてないので、とにかくきつい。そして暑い。
途中、鹿がラッセルしているのを何度も見かけた。
8:30
ダムの最奥から根尾東谷川の林道へ入る。
右膝と股関節が痛く辛い。股関節はかれこれ1〜2年くらい痛いが、右膝はなんだろうか。Tくんからストックを一本借りて歩くとだいぶ楽になった。いい加減ストックを買うべきか。
写真はないのだが、ダムの最奥から尾根の取り付きまで5回ほどの渡渉を強いられた。ここでもTくんから借りたストックが便利だった。
10:30 尾根に取り付く
標高650m付近、地図で言うと道がヘアピンカーブ状になっている箇所から尾根に乗った。
すでにかなりの時間が経っている。この時点で屏風山は難しいのではと思い始めていた。
尾根の末端には作業用モノレールのレールがあり、その辺りから取り付いたが結構悪かった。下山時に気づいたのだが、東側に少し回り込んで取り付けば幾分簡単だと思う。
あとはひたすらラッセル。沈み込みはスネ程度なのだが、とにかく雪が重い。気温もかなり高く、休憩時に日陰でシャツ一枚でも寒くない状態だった。
14:00
そんなこんなで気づけばもうこんな時間。今回の目的の一つ「イグルー作り」のことを思うとすでにリミットだ。
なんとか1150mの稜線まで上がったが、なんと左門岳にすら辿り着いていない。
まあいい、今日はこれまでにしよう。
というわけで、先週笈ヶ岳でイグルーを作ったというTくんに指導してもらいながらイグルー制作にかかる。
今回は私が中からブロックを積み、Tくんが外からブロックを積む。
↑屋根が完成間際。最後は細長くて軽いブロックを乗せる。
で、できたのがこれ。↓
1時間50分ほどで完成。先週のTくんは3時間以上かかったらしいので上出来だ。
ちなみに第一人者の米山さんは40分ほどで作れるそうだ。
入り口はツエルトで塞いで就寝。意外だったのはそこまで暖かくないということ。もっと細かい穴をしっかり埋めないといけないのかもしれない。
夜はTくんが用意してくれた鍋。思い出話に花が咲く。
2/27
5:30起床。
4時起床のつもりだったが、意図的に寝坊。Tくん曰く「戦略的寝坊」とのこと。
昨日はよく晴れていたが、今日は曇っており雪がちらついている。
7:00出発
7:30左門岳山頂
あっという間に到着。もちろんこの先に進むはずもなく、撤退を決定。
降り始めた頃からだんだんと雪が強くなってきたが、行動を阻害されるほどではなく、サクサクと下山。
11:00下山完了。
↑計画:オレンジ 現実:青
屏風山はかなりリモートな山だった。
本気で行くつもりなら、もっと早くでるとか、スノーシューを使ってみるとか、本気を出すとか色んな頑張りが必要だったと思う。まあでも久しぶりの友人と楽しい山行ができたのでOK⭐︎
またよろしく!