豊田ボルダーの後は我が家でクリスマスパーティーだった。
海外赴任が決まったGちゃん一家も参加してくれて盛り上がったが、珍しくバカ飲みする事なく12時過ぎには就寝。
翌日は意外と普通に起きることができた。
リフレ芥見に9時に集合し、tubuさんと合流。
芥見権現山。昨日に引き続き、初めて訪れる岩場だ。
遠くから見ると二本の岩稜が山肌に伸びており、東側の稜にクライミングエリアが拓かれている。
我々は権現山の北西に伸びる尾根の先端のピーク(長山城跡)の南面に詰め上がる沢からアプローチしてしまい、とんでもなく時間がかかってしまった(1時間半)が、実際には20分程度のアプローチで岩場に着く事ができるだろう。
件の沢は枯沢で、滝が二箇所ある。1つ目の滝は8mほどで右岸から巻くこともできるが、直登も容易。2つ目の滝はもう少し小さいが、直登は厳しそうだったので右岸から巻いた。久しぶりの沢登りだった。
僕はこの沢を「リフレ芥見」からとって「リフレ沢」と勝手に名付けた。(絶対に違う名前が付いていると思うが)
↑リフレ沢F1を見上げる
稜線に出てからはよく踏まれた登山道を権現山方面に歩き、地形図上の道との分岐の少し手前にある分岐から岩稜に降りる。少し悪い岩場を慎重に降りると、クライミングエリアに到着する。
↑岩稜からの景色。クリーンセンターが良く見える。
下山の時はそのまま岩稜を降りて踏み跡を辿るとクリーンセンター奥の車道のヘアピンカーブの所に出た。今後はここからアプローチしようと思う。
岩場はこの辺りに良くあるボロいチャートで、スケールはなかなか大きい。
トポは現地にラミネート加工されたものが設置されていた。
最も長いルートは28mあるらしく、60mロープが必要だ。(僕らは50mロープで登れるルートしか登らなかった)
↑岩を見上げる
僕がやったルートは以下の通り
権兵衛の種まき 5.9 OS
快適なフェース。スケールも良い。他のルートに比べると岩が堅く、取り組みやすい。
このエリア全体に言えることだが、ボルト間隔が狭いので(恐らく岩が脆いからだと思う)、安心して取付ける。全員一撃。
たんすに権現 5.10a FL
少し脆い。カンテ沿いを登るが、カンテを越えてはならないという限定があり、「今自分はカンテを越えているんだろうか?越えてないんだろうか?」などと生き方について考えさせられる。核心は上部の足が悪いトラバースだろうか。
ごきげんスラブ 5.10c OS
これも限定あり。多分、カンテやクラックを触らずにスラブ通しに登れば良いのだと思う。
久しぶりのスラブなのでビビってしまったが、乗れば乗れる感じ。今回登ったルートの中で最も面白かった。
僕がスラブの5.10cをOSできるとは考えにくいので、もう少し簡単なのか、さらに限定があるのかもしれない。
wakiさんもFL、妻やtsちゃんもトップロープで登った。
ごんぎつね 5.10cd FL
薄かぶり。まずwakiさんがやったところ、あまりに簡単に感じたので、限定があるんじゃないか?という話になった。それなら僕は右のカンテと左のスラブは使わず、完全にフェースだけで登ってみようと思って取り付いてみたが、やはり5.10-という感じ。帰宅してからネットで調べたら、限定があるらしいがよく分からない。
特に右のカンテは脆いらしいので注意。
その他にもwakiさんが「ごんた5.8」、tubuさんが「ままごん5.7〜5.8」などをやった。
ホールドもジム的で良いし、ボルト間隔も狭いので、練習に適した貴重なエリアだと感じた。ロケーションとしても少し高い所にあるのが良い。
ただ、岩の脆さには気を付けたい。ヘルメットは持っていくべきだろう。あと、夏はさすがに暑そう。
メンバー:wakiさん、tubuさん、tsちゃん、妻、僕
追記
2021年2月に他のルートも登ったので紹介。