続 イボGの山

何者にも成れずただ登るのみ

日向神 20220504

この一か月、仕事の都合で全く外で遊ぶことが叶わず、久しぶりの更新となってしまった。

普段割と時間のある僕としては「いや〜最近忙しくて全然登れなかったんですよ〜」と言えるのは、なんだか誇らしい(馬鹿)。

 

さて今回は、九州への帰省ついでにゲーム仲間のaさん、sさん、そして妻と僕というメンバーで福岡の日向神を訪れた。

お二人とも外でロープを使ってクライミングをするのは初めてとのことだが、sさんは以前からボルダーに打ち込んでおり、ロープも人工壁で使ったことがあるとのこと。以前トライしていた課題を聞いたところ…強い!これは心強い。

さらにaさんは元々クライミング未経験だったが、この日のために少し前からジムに通い、リードの講習まで受けてきたという僕史上最も主体性の高い初心者だ。偉すぎて驚愕!やはり心強い。

実は前夜も遅くまでボードゲーム等に興じていたのだが、久しぶりの日向神が楽しみすぎて、寝起きも最高に良かった。

 

というわけでAコープで昼食を買い、まずは定番の道端エリアへ。

 

到着は10時前と遅かったが、1パーティしかいなかった。ちなみにこの先行パーティの方は過去に僕に会ったことがあると思うとのこと。学生の頃か、数年前に訪れた時なのか。いずれにせよ、そうとは知らず失礼いたしました…

早速「四郎」というルートにトライ。なんとなく数年前に訪れたときも登った気がするが、登ってみるとホールドも持ちやすく楽しいルートだった。なんとかRPし、トップロープをセット。

 

最初は妻がトライし問題なくノーテン。そのあとお二人がトライしたが、お二人とも難なくトップアウト。

↓aさん、クライミング始めたばかりだというのに、軽やかな動き。まじで?上手過ぎん?

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そのあと回収がてら四郎の直上バージョンの三四郎5.10dにトップロープでトライ。これも面白いルートだった。

 

道端エリアは良いエリアなのだが、あまりに暑すぎたので、日陰を求めてトンネルエリアへ移動。まずは蹴洞隧道の入り口でランチタイム。

幼少の頃冒険家に憧れたというsさんは今日は口数が多いらしい。僕にはよくわからなかったのだが、aさんが言うからには多分そうなのだろう。

aさんは外で食べる弁当の美味しさに感動していた。「これってAコープの力?セブンの弁当なら比較できたのに」という独特過ぎる感想が印象的だった。

 

昼食後「新原さんの奥さんルート」5.10cにトライ。

難しくはないのだが、途中で2テン。以前来た時は一撃だったと思うのだが…

内容は完全に忘れていたが、高さがあって素晴らしいルートだった。ただ、上部のフレークやガバの状況はかなり怪しい。いずれ誰かがハズレを引きそうで怖い。

こちらもトップロープ化して全員トライ。

最後は妻が回収。

↓かっこいい体勢のsさん。スケールがあって画になる。

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陽から逃れてトンネルエリアに来たはずだったが、結局ここも日当たり良好過ぎて暑かった。

うーん…朝トンネルエリアに来て、昼から道端に移動すれば良かったのか?

 

最終的に今回はこの2本で時間切れとなった。

せっかく講習を受けてきてもらったりしたので、ビレイとかリードの練習とかまでできれば良かったのだが…これは僕のアテンド能力の問題だ。大変申し訳ない。

 

それにしても、このメンバーでのクライミングがこんなに早く実現されるとは思ってなかった。本当に皆さまの行動力のおかげで実現できた会だった。久しぶりのクライミング、結局自分が最も楽しんでしまった。

すみません、ありがとうございました。

 

かしこ

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五色園 20220320

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あなたはコンクリート像作家の浅野祥雲をご存知だろうか。

東海地方在住の方であれば、カラフルで味わい深い表情のコンクリート像が思い浮かぶ方も少なくないかも知れない。そう、あの個性的な像を作った方が、浅野祥雲である。

一部では関ケ原関ケ原ウォーランド、犬山の桃太郎神社、そして日進の五色園が「祥雲三大聖地」などと呼ばれているらしい。

浅野祥雲は既に40年以上も前に亡くなった人物ではあるが、その作品のインパクトは令和の世の中においても完全に異彩を放っている。

 

僕が初めて関ケ原ウォーランドを訪れて浅野作品を知った際、その衝撃が忘れられずブログ記事を書いたのだが、遡ってみるとそれは2012年の事で、すでに10年近くの歳月が経っていた。ついこの間のように感じていたのだが、恐ろしい事だ。

天下分け目の合戦に行ってきました - イボGの山

↑文章のテンションも違う。時の流れを感じる。

 

今回は三大聖地の一つ、五色園を訪れたので、簡単に紹介しておこうと思う。

 

Wikipediaや公式HPによると、五色園は日本で唯一の宗教公園として昭和初期に開園した施設なのだそうだ。20万坪という広大な土地の中には墓地やお寺、宿坊などがあるのだが、やはり五色園五色園たらしめているのは、園内に点在する浅野祥雲の作品群であろう。

五色園ではコンクリート像の展示を使って、浄土真宗の宗祖、親鸞の生涯が紹介されているのだ。

 

では、その一部(僕が見つけたものだけ)を紹介していこう。

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↑これは親鸞が29歳の時に六角堂というお寺に通いまくっていた際に、弟子?がこっそり後をつけていたというシーンである。

左にいるのが多分弟子、右奥が多分親鸞なのだと思う。弟子は道の険しさに驚いているようだが、ここでは実際にその道の険しさまで再現されており、親鸞の像は草ボーボーの崖みたいなところに設置されていた。そのせいで親鸞の像を正面から見るのはほぼ不可能な状態になっており、なんだかもったいない気がした。

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↑驚く弟子

 

 

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次なる像を求めて坂道を降ると…


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こんな像が。

早速どんな話だったか忘れてしまったのだが、仏教嫌いのDQN野郎が、信心深い妻にムカついて殺してしまったものの、その妻は親鸞にもらったお札?が身代わりになったおかげで死なずに済んだという場面だったと思う。その後その男は改心したというのだが、、改心したくらいで済む問題だろうか。妻が死ななかったのは結果論であって、やっぱり殺そうとするのはイカンやろ。今なら殺人未遂で逮捕だ。

 

さらに歩くとこのような場面が。

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これは、親鸞のエピソードとして結構有名な場面らしい。僕は教養が無いので当然知らなかったのだが…

 

親鸞法然の下で学んでいた頃、親鸞が「本当に大事なのは念仏を唱えることか?それとも信じる事か?それぞれ別れて座れ」と法然の弟子たちに問いかけたところ、ほとんどの人は「念仏を唱える方」に座ったが、親鸞と遅れて来た人(右の方に写ってる走ってる人)は「信じる方」へ座った。すると法然が「信じる方が正解!」と言ったので、大多数の弟子が「マジかよ」となっている場面らしい。

法然といえば浄土宗。確か中学の歴史の授業で、浄土宗は念仏を唱えるだけで救われると教わった気がするけどなあ。僕も、頭の中では信じる方が大事だと思いつつも、「法然さんの教えだし、どうせ念仏の方やろ」とか思って念仏の方に座りそうだ。仏教の教えとは難しきものよ。

 

ちなみにわかりにくいかも知れないが、右から走ってきてる人の走り方はナンバ走り(右足が前に出る時に、右手も前にでる走り方)である。

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これを見て、関ケ原ウォーランドにもナンバ走りの人がいた事を思い出した↓

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浅野作品の特徴なのか、それとも昔の人の身体の動きを忠実に再現しているのか。どうなのだろう。(江戸時代以前の日本人はナンバ歩きをしていたと考えられているそうである)

 

では、次行きましょう。

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すみません……どんな内容だったか忘れてしまった。とりあえず田植えか何かをしているのだと思う。

 

この近くには草木に埋もれつつある不動明王もあった。埋もれつつあるとは言え、色はしっかり塗り直されており、手入れはちゃんとされている事がうかがえる。

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冷静に考えると、これはコンクリートで作られた仏像である。金属や木、石で作られた仏像はあっても、コンクリート製はなかなか無いのではなかろうか。

 

さらに道が続いていたので、進んでみる。

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↑道はどんどん悪くなる。この先も何かあるのだろうか…?

 

↓あった!

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こちらこそ本当に草に埋もれつつあるが、大丈夫なのだろうか。ここまでの道もまあまあ怪しかった。

 

さらに踏み跡が続いているので進んでみるが…

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もうやばいでしょ。ちょっとした藪漕ぎ状態。さながら六角堂へ百日間参籠した親鸞聖人のようだ。

奥の方からは大量のニワトリ?の鳴き声と思われる音が聞こえてきている。この先に何があるのだろう。

 

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わぁ、もう無理だぁ。

ジオグラフィカで地形図を確認するとまだ道は続いているのだが…

地形図を見る限りニワトリの声は、川を挟んだ反対岸の農業試験場から聞こえてきているようだ。なんだ、五色園は関係なかったか。

 

荒れた道に耐えきれず、森を抜ける方向の踏み跡を辿ると

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墓地に到着。天気が良いからか、墓参りの人が多く来られており、普通の霊園といった雰囲気である。

 

とまあこんな感じで、最後はちょっとした登山になってしまった。

本当はもっとたくさんのコンクリート像があり、その数100体以上と言われているそうだが、全て探していたら本当に一日中歩き続けることになるだろう。

入場料のようなものもかからないので、ぜひ一度訪れてみてほしい。

 

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↑ルート図

メンバー:妻、僕

 

五色園

愛知県日進市岩藤町一ノ廻間932番地31

TEL(0561)72-0006

開園時間 8:00〜17:00

入場料 無料

https://gosikien.nobody.jp

豊田大田 20220321

久しぶりに外の岩を触った。

 

集合は9時だったが、8時過ぎに着いてしまったので、前々から気になってきた烏帽子(e)を触りに行く。

 

久しぶりなのでいくらなんでも身体が重い。でも何度かやってみると全く無理な感じでもなさそうだ。体を慣らしてトライしたいところだが、来月から長期出張…しばらく無理だろう…

 

9時にtrhくんとadさんが到着。

 

大田エリアや思い出エリアのaを中心に色々トライした。

最後にリンゴeを触ってみた。リップまではいったがその後がやっぱりだめ。

ま、こんなもんかな。

左門岳 20220226-27

今年に入ってすぐ、2016年の遠征に一緒に行ったTくんから山のお誘いがあった。

数年前に錫杖に行く予定もあったが、僕の車が故障したことで流れたので、一緒に山に登るのは遠征以来だ(早月尾根で偶然すれ違ったことはあったけど)。

一年ちょっと前に遠征メンバーのKくんとボルダーをやった時もそうだったが、トリブバン空港で気軽に別れて以来、全く山行を共にしなかったのは不思議で仕方ない。

 

今回は奥美濃でマイナーな山を歩こうということで、上大須ダム〜左門岳〜屏風山の計画を立てた。

結果、屏風山なんて到底無理だったけど…

 

2/26 7:30上大須ダム出発

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のっけからダム沿いの道でワカンラッセルとなる。ボルダーとかばっかりであんまり歩いてないので、とにかくきつい。そして暑い。

途中、鹿がラッセルしているのを何度も見かけた。

 

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8:30

ダムの最奥から根尾東谷川の林道へ入る。

右膝と股関節が痛く辛い。股関節はかれこれ1〜2年くらい痛いが、右膝はなんだろうか。Tくんからストックを一本借りて歩くとだいぶ楽になった。いい加減ストックを買うべきか。

写真はないのだが、ダムの最奥から尾根の取り付きまで5回ほどの渡渉を強いられた。ここでもTくんから借りたストックが便利だった。

 

 

10:30 尾根に取り付く

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標高650m付近、地図で言うと道がヘアピンカーブ状になっている箇所から尾根に乗った。

すでにかなりの時間が経っている。この時点で屏風山は難しいのではと思い始めていた。

 

尾根の末端には作業用モノレールのレールがあり、その辺りから取り付いたが結構悪かった。下山時に気づいたのだが、東側に少し回り込んで取り付けば幾分簡単だと思う。

 

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あとはひたすらラッセル。沈み込みはスネ程度なのだが、とにかく雪が重い。気温もかなり高く、休憩時に日陰でシャツ一枚でも寒くない状態だった。

 

14:00

そんなこんなで気づけばもうこんな時間。今回の目的の一つ「イグルー作り」のことを思うとすでにリミットだ。

なんとか1150mの稜線まで上がったが、なんと左門岳にすら辿り着いていない。

 

 

まあいい、今日はこれまでにしよう。

というわけで、先週笈ヶ岳でイグルーを作ったというTくんに指導してもらいながらイグルー制作にかかる。

今回は私が中からブロックを積み、Tくんが外からブロックを積む。

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↑屋根が完成間際。最後は細長くて軽いブロックを乗せる。

 

で、できたのがこれ。↓


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1時間50分ほどで完成。先週のTくんは3時間以上かかったらしいので上出来だ。

ちなみに第一人者の米山さんは40分ほどで作れるそうだ。

 

入り口はツエルトで塞いで就寝。意外だったのはそこまで暖かくないということ。もっと細かい穴をしっかり埋めないといけないのかもしれない。

 

夜はTくんが用意してくれた鍋。思い出話に花が咲く。

 

2/27 

5:30起床。

4時起床のつもりだったが、意図的に寝坊。Tくん曰く「戦略的寝坊」とのこと。

昨日はよく晴れていたが、今日は曇っており雪がちらついている。

 

7:00出発

7:30左門岳山頂

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あっという間に到着。もちろんこの先に進むはずもなく、撤退を決定。

 

降り始めた頃からだんだんと雪が強くなってきたが、行動を阻害されるほどではなく、サクサクと下山。

 

11:00下山完了。

 

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↑計画:オレンジ  現実:青

 

 

屏風山はかなりリモートな山だった。

本気で行くつもりなら、もっと早くでるとか、スノーシューを使ってみるとか、本気を出すとか色んな頑張りが必要だったと思う。まあでも久しぶりの友人と楽しい山行ができたのでOK⭐︎

またよろしく!

御在所中又 20220219

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トッケビ」という5年ほど前の韓国ドラマを鑑賞したところ、主人公ポジションではないユ・インナという女優とイ・ドンウクという俳優のカップリングに夫婦共々どハマりしてしまい、全く同じキャストがカップルを演じた「真心が届く」という、我々のニーズにどハマりしたドラマまで鑑賞するに至ってしまった。

しかしこれは沼である。この先、彼らが出演する他のドラマにも手を出し、彼らが何を言っているか知りたくなって韓国語を勉強し、結局挫折する、という未来まで見えてしまった。恐るべし韓流コンテンツ。

というわけで、「真心が届く」の恋の行方は妻に見守ってもらうことにして、僕は断腸の思いで鑑賞から離脱することにした。

中又に行く前日、僕がギアの準備をしていると、リビングで妻が「真心が届く」を観ていた。すると僕もリビングを通るたびについついユ・インナに目がいってしまう。全く準備に集中できないじゃないか!恐るべし韓流コンテンツ。

しかし、僕の趣味はサニーさんではなく(※)、山登りなのだ。そう自分に言い聞かせ、気合いで準備を終わらせたのだった。近況を交えた長い前置きである。

※「トッケビ 趣味はサニーさん」等で検索。

 

 

御在所中又

メンバー:kkさん、K君、僕

久しぶりの山岳会での山行だ。今年は中又の氷がつながったとのことで、若干遅めではあるが行ってみることにした。僕はアイスが苦手なのだが大丈夫だろうか。

もちろん中又を登るのは初めてである。

 

6:00

ゲート前に集合。路肩のスペースにはすでに何台もの車が停まっていたが、まだ数台停められた。

6:50

藤内小屋。朝日が美しい。

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7:15?

藤内壁の看板のところでアイゼン等を装着。他のパーティも準備中だった。

「ロッククライマー以外は危険です、立ち入らないでください」の看板の「以外」の文字が削られて薄くなっている。確かにこの書き方はちょっと言い過ぎかもと思わないでもない。とはいえ勝手に看板を傷つけたらいかんけど。それとも関係者が表現を変えようと思ったのかも知れない。

 

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7:50

取り付き到着。見上げると、途中氷がつながっているかどうか微妙なところがあるように見える。どうだろうか。

先行の2人パーティがすでに登り始めており、もう1パーティが取り付きで準備していたが、そのパーティはバットレスの方へ向かっていた。大凹角ルート辺りを登るのだろうか。

準備しているとスクリュー用のクリップを忘れた事が発覚。昨夜ユ・インナの可愛さに気を取られたせいだ…恐るべし韓流コンテンツ!幸いkkさんが余分に持ってきてくださってたのでお借りできた。

 

8:15

先行パーティが2人とも1ピッチ目の終了点についたあたりで、我々もクライムオン。気温は高く、ほとんど寒くない。

1ピッチ目 リードkkさん

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最初のパートは岩に張り付いた氷。先行パーティは正面の氷を登っていたが、結構立ってて悪そう。我々はもう少し右側から取り付いた。ここもそれなりに立っているし、氷も薄め。朝イチから心に悪い。そこが終わると数メーターの氷柱。右から左に回り込むが、なかなかバランスが悪い。回り込んだ後も立ってて悪かった。そこが終わって左にトラバースすると終了点。支点は凍りついた残地スリング。

 

2ピッチ目 リード僕

最初の10mくらいは寝てるように見えたが、見えただけ。早速アックステンションが入る。なんとかここを越えて傾斜が緩んだ先に、今度は数m程度のベルグラのパートが続く。下から氷が繋がっていないように見えた箇所だ。実際ほぼ繋がっていない。しかも上の氷からは暖かいせいかビチャビチャと水が流れ続けている。進むかどうか悩んだが、悩めば悩むほど氷は溶けていく。先行パーティも行ったし、大丈夫だろうと思い、水が滴るツララにスリングをかけてプロテクションを取り、ベルグラにツァッケを乗せた途端にベルグラが崩壊。危なかったー。ならば今度はなるだけ腕を伸ばして、まともそうな氷にアックスを打ち込み、足に体重をかけないように腕で引き上げてみる。文字通り薄氷を踏む思いだが、なんとか突破。そのあとも20mほど氷を登って最後の滝の手前でスクリューと灌木でビレイ。45m。

 

3ピッチ目 リード僕

左の方にバーチカルの氷柱が見えるが、僕には無理。というわけで右側の緩傾斜面から登る。その上の凹角は下から見ると簡単に見えたが、取り付いてみると意外にキツかった。アックステンションをかけながらなんとか突破。氷が終わると最後はラッセル。安定した箇所まで登って立木でビレイ。ほぼ50mいっぱい。

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↑3ピッチ目のラスト

 

そこから樹林帯をラッセルし、見晴らしのいいところまで登って。大休止。13:30?くらい。

雪が降ってきたが、風もなく寒くない。

 

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最後は中道登山道をゆっくり下山し18時過ぎに裏道登山口へ。

 

家に帰ると妻が「真心が届く」の10話を観ていた。結局翌日にかけて僕も最終話の16話まで観てしまったのだった。恐るべし韓流コンテンツ!!

めいほうスキー場 20220213

snさん夫妻と妻と4人でスノーボードをした。

 

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人生5回目(たぶん)のスノボ。

まずは板の装着方法から始め、終盤にはなんとかそれっぽくできるようになって終了。

数年おきにしかやらないので、毎回そんな感じ。

スキーも似たような感じだが、上手くなるには集中してやらないと。

まあ、冬は忙しいから無理かな…ウインタースポーツは僕はこんなもんでいいや。

豊田 大給 大田 20220212

三連休初日は12時間耐久ゲーム大会だった。

ひたすらスマホのゲームに取り組むこと12時間。正直あっという間だった。

 

といっても終盤は頭が働いていないのは明確で、最後はAmong Usをやったのだが「さっきどこでタスクしてた?」とか聞かれても何も覚えていない始末だった。布団に入ったときには一時を回っていた。

 

それでも10時に歌石駐車場に集合した我々を褒めてほしい。思い立ってhnちゃんにも声をかけてみたら来てくださった。

 

まずは大給へ。

 

ポールポジションをやろうと思ったのだが先客の方がいらっしゃったので、鯉のぼりのdバージョンをやってみた。

最初はよくわからなかったが、大きいクロスムーブが多分正解?新鮮でこれも面白かった。

 

次はダイヤモンドスラブへ。

相変わらず全く乗れない。そもそも乗る気があるのか?登る気があるのか?

 

ここで大田へ移動した。

お馴染みのデルタとバックトゥーザフューチャーの岩へ。

 

かつて、デルタはいつでも登れるなんて豪語してたけど、この日は大苦戦。

途中バックトゥーザフューチャーのトライも挟みながら、帰宅寸前になんとか完登。難しいかったんですね。これ。

 

メンバー:hnちゃん、妻、僕