続 イボGの山

何者にも成れずただ登るのみ

古賀志山 20191231

年末年始はバンコンタイプのキャンピングカーを借りて、仲間内で旅行することになった。

 

せっかく遠出するのであれば、普段行かない岩に行ってみようというのが人情だろう。

 

とりあえず思いついたのが二子山。

 

旅の終盤で訪れようということで、車にはクライミング道具も積んでいた。

 

そんな旅の途中、日光周辺で午前中だけ少し時間ができたので、wakiさんの提案で古賀志山の岩場に行ってみることにした。

今回は不動滝左フェースというエリアを訪れた。

 

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不動滝だったかな?

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「ハートブレイカー」wakiさんOS

写真のクライマーは僕

 

※写真はwakiさんのものをお借りしました。

 

チャートの岩場で、思った以上に規模が大きかった。地元の方によると100岩の記述はあてにならないとの事。(例えば100岩に載っている「スーパー粉屋」というルートは無い)

簡単なグレードのルートが非常に難しく、心を砕かれる岩場だった(5.8で落ちたのなどいつ以来だろうか)。時間が有ればしっかりRPして帰るのだが、今回は諦めることとし、後ろ髪引かれる思いで岩場をあとにした。

 

個人的成果

粉屋の娘さん5.8 ×

沙羅ちゃん5.8 ○

クウ(こんな名前だったか?100岩に載ってない)5.8 ○

ハートブレイカー5.10c ×

 

 

メンバー:TBさん、wakiさん、妻、僕

 

番外編①

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華厳の滝。突破するなら右岸の草付を高巻きだが、その前にある涅槃の滝の突破がネックになりそう。まとめて大高巻きが無難か。

 

番外編②

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人生二度目の東照宮。東南アジアっぽい色彩感覚が不思議。

 

そういえば2019年最後の日だった。

谷川岳(天神平から往復) 20191229

年末年始はバンコンタイプのキャンピングカーを借りて、仲間内で旅行することになった。

 

せっかく遠出するのであれば、普段行かない山に行ってみようというのが人情だろう。

 

とりあえず思いついたのが谷川岳

「近くてよい山」谷川岳も、我家から向かうとなるとかなり遠い。こんな時でなければなかなか行くこともないだろう。

 

旅行ついでなので、行程は最も取り組みやすいと思われる天神平からの往復とした。

 

 

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ロープウェイに乗る


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トレースあり。

 

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無風快晴


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人はかなり多い

 

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煙突。トンネル用?

 

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小屋周辺。ここまで来れば頂上はすぐ。

 

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よい山。

 

山頂の写真が集合写真しかなかったので割愛。

 

2つの頂をちゃんと踏んだ。

 

特に難しいところはなく、雪の状態も非常に良かったので、ワカンもアイゼンも使う事は無かった。

 

往復5時間程度(ロープウェイ除く)だった。

メンバー:wakiさん、TBさん、妻、僕

 

番外編①

土合駅の階段ダッシュ競争をwakiさんとやったところ、2人とも半分程でギブアップ。キツすぎて吐気がした。

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番外編②

翌日は安達太良山に登って「ほんとうの空」を見ようと思ったのだが、悪天候にて敗退。喜多方ラーメンを食べた。

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↑敗退直前の写真。

芥見権現の岩場 20191222

豊田ボルダーの後は我が家でクリスマスパーティーだった。

海外赴任が決まったGちゃん一家も参加してくれて盛り上がったが、珍しくバカ飲みする事なく12時過ぎには就寝。

翌日は意外と普通に起きることができた。

リフレ芥見に9時に集合し、tubuさんと合流。

 

 

芥見権現山。昨日に引き続き、初めて訪れる岩場だ。

 

遠くから見ると二本の岩稜が山肌に伸びており、東側の稜にクライミングエリアが拓かれている。

 

我々は権現山の北西に伸びる尾根の先端のピーク(長山城跡)の南面に詰め上がる沢からアプローチしてしまい、とんでもなく時間がかかってしまった(1時間半)が、実際には20分程度のアプローチで岩場に着く事ができるだろう。

 

件の沢は枯沢で、滝が二箇所ある。1つ目の滝は8mほどで右岸から巻くこともできるが、直登も容易。2つ目の滝はもう少し小さいが、直登は厳しそうだったので右岸から巻いた。久しぶりの沢登りだった。

僕はこの沢を「リフレ芥見」からとって「リフレ沢」と勝手に名付けた。(絶対に違う名前が付いていると思うが)

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↑リフレ沢F1を見上げる

 

稜線に出てからはよく踏まれた登山道を権現山方面に歩き、地形図上の道との分岐の少し手前にある分岐から岩稜に降りる。少し悪い岩場を慎重に降りると、クライミングエリアに到着する。

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↑岩稜からの景色。クリーンセンターが良く見える。

 

下山の時はそのまま岩稜を降りて踏み跡を辿るとクリーンセンター奥の車道のヘアピンカーブの所に出た。今後はここからアプローチしようと思う。

 

岩場はこの辺りに良くあるボロいチャートで、スケールはなかなか大きい。

トポは現地にラミネート加工されたものが設置されていた。

最も長いルートは28mあるらしく、60mロープが必要だ。(僕らは50mロープで登れるルートしか登らなかった)

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↑岩を見上げる

 

僕がやったルートは以下の通り

 

権兵衛の種まき 5.9  OS

快適なフェース。スケールも良い。他のルートに比べると岩が堅く、取り組みやすい。

このエリア全体に言えることだが、ボルト間隔が狭いので(恐らく岩が脆いからだと思う)、安心して取付ける。全員一撃。

 

たんすに権現 5.10a  FL

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少し脆い。カンテ沿いを登るが、カンテを越えてはならないという限定があり、「今自分はカンテを越えているんだろうか?越えてないんだろうか?」などと生き方について考えさせられる。核心は上部の足が悪いトラバースだろうか。

 

ごきげんスラブ  5.10c  OS

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これも限定あり。多分、カンテやクラックを触らずにスラブ通しに登れば良いのだと思う。

久しぶりのスラブなのでビビってしまったが、乗れば乗れる感じ。今回登ったルートの中で最も面白かった。

僕がスラブの5.10cをOSできるとは考えにくいので、もう少し簡単なのか、さらに限定があるのかもしれない。

wakiさんもFL、妻やtsちゃんもトップロープで登った。

 

ごんぎつね  5.10cd  FL

薄かぶり。まずwakiさんがやったところ、あまりに簡単に感じたので、限定があるんじゃないか?という話になった。それなら僕は右のカンテと左のスラブは使わず、完全にフェースだけで登ってみようと思って取り付いてみたが、やはり5.10-という感じ。帰宅してからネットで調べたら、限定があるらしいがよく分からない。

特に右のカンテは脆いらしいので注意。

 

 

その他にもwakiさんが「ごんた5.8」、tubuさんが「ままごん5.7〜5.8」などをやった。

 

 

ホールドもジム的で良いし、ボルト間隔も狭いので、練習に適した貴重なエリアだと感じた。ロケーションとしても少し高い所にあるのが良い。

ただ、岩の脆さには気を付けたい。ヘルメットは持っていくべきだろう。あと、夏はさすがに暑そう。

 

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メンバー:wakiさん、tubuさん、tsちゃん、妻、僕

 

追記

2021年2月に他のルートも登ったので紹介。

芥見権現山の岩場 20210223 - 続 イボGの山

豊田 大田エリア 20191221

大田と書いてダイタと読むそうだ。

 

初めて行くエリアである。wakiさんに案内してもらった。

豊田で登るのであればほぼ天下峰ばかりで、ボルダーと言えば古美山で少しやったことある程度だったので、新鮮だった。

 

本当は今回も、少しだけボルダーをやって途中から天下峰に行くつもりだったのだが、結局終日ボルダーに費やしてしまった。まあそんなもんだろう。

 

ウナギの寝床c  ◯

4撃くらい?花崗岩らしからぬ課題。岩の上に抜けない課題なのに、面白かった。

 

ハーフドーム

北稜a  一撃

7〜10級というには厳しいような。。豊田グレードとはそういうものらしい。

 

北壁b?  ×

すぐ諦めた。

 

パーマンc  ×

ほぼ触っただけ。

 

槍エリアへ移動し、分裂岩へ

デルタd  ×

何度もトライしたが、抜けのマントルができない。またやりたい。

 

バックトゥーザ・フューチャーⅡ カンテありb

グレード通りという感じ、抜けが怖い

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↑バックトゥーザ・フューチャー

 

バックトゥーザ・フューチャーⅢ  d

出だしだけやってすぐ諦めた。やる気なし

 

また戻って、パックマン

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↑wakiさん

 

パックマンa  一撃

手はガバ。足が悪い。体力トレ。

 

パックマンc  ◯

トラバース課題なので、核心をいくらでも練習できる。

 

最後にシロップ等がある岩へ

 

難しいa、普通のa、めっちゃ簡単なaを立て続けに登り、シロップdをやってみたが、これは難しい。全然できない。最後にケンケンをやる。

 

ケンケンb ◯

wakiさんは割と簡単に再登。

僕は何度やっても出来ず、これは苦手系だから諦めようと思ったのだが、改めてトポを読むと「立ち込みの好課題」とあったので、立ち込む事だけに集中してみる事に。

まず、手のフリクションに頼らないようにチョークは付けない。靴にも頼らないように、ミウラーvsからペラペラの古いアナサジに履き替える。

これで親指で乗る事だけを考えてやってみると、なんと今までで一番いい感じに。

最後の泣きの一回で登れてしまった。

不思議なこともあるものだ。

tsちゃんもミウラーvsじゃない靴でやってみればよかったのに。

 

 

メンバー:wakiさん、tsちゃん、僕

 

宝満山〜若杉山縦走 20191207

仕事で九州へ行ったついでに、福岡の実家に帰ることに。

 

ふと、久しぶりに宝満〜若杉を歩いてみようと思った。

 

金曜の夜は懇親会だったので、布団に入った時には夜中の1時を回っていたのだが、不思議なことに自然と6時に目が覚めた。

 

西鉄に乗り、太宰府駅へ。

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コミュニティバスで登山口の竈門神社へ。

最近は「鬼滅の刃」との関連性が噂されているらしい。なるほど「竈門炭治郎」か…

考えた事もなかった。

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以前はこんな綺麗な建物は無かった
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相変わらず階段ばかりでキツイ登山道を登って1時間ほどで宝満山山頂へ。

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三郡山方面へ歩を進めるとなんと雪が

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レーダー施設が印象的な三郡山

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道は非常に歩きやすい。トレラン向きだと思う。

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ショウケ越の橋は渡れなくなっていた
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若杉山

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最後は懐かしの楽園キャンプ場へ。高校生の頃、土曜の授業が終わると、よくここへ来て幕営した。

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ここから夜景を眺めると、心が締め付けられるような気がした事を思い出す。
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中学3年の時に友人と初めて縦走というものをしたのがこのルート。その時は下山したら暗くなり始めており、帰りの電車の中でそれまで感じたことのない充実感を噛み締めていた。と思う。

 

今回は4時間程度で終わってしまい、思った以上にあっけなく感じた。

 

竈門神社7:35〜宝満山8:25〜三郡山9:10〜砥石山10:05〜ショウケ越10:40(休憩)〜若杉山11:15〜楽園キャンプ場11:35

 

若杉の湯に浸かっていたら、父が迎えに来てくれた。

伊木山 20191201

昼から、恒例の蟹を食べる会があるので、朝活として伊木山へ。

 

キューピー岩の一番簡単な5.7を2ピッチで。

ロープワーク確認も兼ねて。

 

 

下山すると、久しぶりにお会いする方々が。

 

また登りに行きましょう。

 

メンバー:妻、僕

豊田天下峰 20191130

妻と二人で天下峰に行った。

 

ビーフ味5.9+  トップロープで◯

妻は出だしをパワーを使わないムーブでこなす。やはり上手だ。

 

天地無用をトップロープ

トップロープをかけるのに少し苦労した。

胃袋までのムーブはなんとかできるが、胃袋を通過してからガバまでのムーブが全くわからない。昔やった覚えがあるのだが、覚えていないのか技量不足か。

 

魔球

トップロープでやったが、ムーブは繋がった。次回に持ち越し。

 

 

 

帰りに小宮山近くのB29の里というところに寄ってみた。以前から看板が気になっていた。

 

終戦間際の昭和20年1月。日本陸軍の飛燕がB29に体当たりし、そのB29がここに墜落したとのこと。その結果飛燕のパイロット1名とB29の乗員11名が亡くなったそうだ。

たった70数年前の出来事。我々が山登りで暇つぶしできる世の中になるまでに、先人の犠牲と努力があった事を忘れてはならない。

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