続 イボGの山

何者にも成れずただ登るのみ

面河本谷〜石鎚山 20190914-15

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四国の山には一度も登ったことがなかった。

 

面河本谷を選んだ理由も、面河渓に興味があったというより、四国で一番有名な石鎚山に登ってみたいというミーハーな気持ちがあったからだ。

 

面河渓について調べてみると、とあるサイトでは「日本最青の清流」という紹介がされていた。

「最青」という表現は初めて聞いたが、単純に色の中では青色が好きな僕は、一気にその言葉に引き込まれた。

しかもさらに調べると、面河本谷はナメに定評があるらしい。これはナメをテーマに活動している妻のニーズにも合う。

 

これだけ材料が揃えば、ここに行かない理由は無い。金曜の仕事を終わらせて、必要な物をザックに詰め込み、車を西に走らせた。

 

 

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車はこの第1駐車場というところに停めた。隣にキャニオニング等のツアー会社の事務所があるので、そこの駐車場なのかと思ったら誰でも停めて良い駐車場だとの事。トイレもある。ただし停められる台数は少ない。

 

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向かい側には川沿いになかなかのスラブ壁。登られているのだろうか?

 

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最初は遊歩道を歩く。流れを見下ろすと、水は確かに青い。下流仁淀川の水の青さも仁淀ブルーと呼ばれ、有名なのだそうだ。

 

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石鎚山の登山口を過ぎると橋を渡る。

この少し先で遊歩道がやや不明瞭になるので、そこから入渓する。

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↑踏み跡がある

 

 

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基本はゴーロ歩き。

 

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水は相変わらずメロンソーダように青い。

 

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一応、上部の御来光の滝までは遊歩道を作ろうとしている?のか(かつては遊歩道があったらしいので、復活させようとしていると言った方が正しいか)、このように橋があったり、川沿いを歩きやすい道があったりする。だいたい赤テープがあるので、道も見つけやすい。

ぶっちゃけ半分ハイキングみたいな感じだった。

 

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そして美しいナメ達!

あらゆる表情のナメが遡行者を待っている。

 

魚止の滝は遊歩道で巻いてしまったので、上から眺める。というかほとんど見えない。

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入渓時間が遅かったので、魚止の滝の先で幕営とした。

 

 

翌朝は5:50出発。

 

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しばらく歩くと滝場が現れ、奥にデカイ滝が見えてきた。

 

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御来光の滝である。日本の滝百選だけあって立派だ。

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登った記録もあるようだ。

 

僕らは石鎚山に登るのが目的なので当然巻く。巻道は右岸側で超明瞭。

 

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途中、看板まである。我々は中沢へ向かう。

 

 

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巻道から河原に降りて、落口の方に少し行くと左岸側から枯沢が合流する。それを登るとすぐに沢が三分する。真ん中が中沢だ。

 

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中沢はスラブ状の滝が連続する。悪そうな滝も出てくるが左岸側から巻ける。

常に傾斜が強く、地味な緊張感のある登りが続く。

 

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二俣に着いた。奥に岩が見える。ここは右に行く。

 

この先の滝でハーケンが打ってあるところがあり、ロープを出して登ったのだが、途中でルーファイをミスったらしく、変なところに入り込んでしまい、ヤバいところを登る羽目になった。(写真無し)

フォローで登った妻曰く、もっと簡単なラインがあったとのこと。反省。

 

そのあと、岩登りを敬遠してしまって右の藪に逃げ込んだのだが、これが失敗ですごい藪だった。

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すぐに元の沢に戻った。基本はスラブ状の沢を忠実に辿るのが良いようだ。

 

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露出感のある岩場を登りきると最終的にまた笹藪となるが、見た目ほど藪は濃くない。

 

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稜線に出たらあとは踏み跡を辿って山頂へ。

山頂はものすごく混み合っていた。

12:30くらいだったか。

 

山頂でゆっくり休憩して、あとは面河渓方面にながーい下山。

こちらの登山道は人が少なくて静かだった。

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下山は17時くらいだったかな?

 

 

以下、下山後食べた物の覚書

下山日の夜

・ラーメン豚太郎

翌日

・ビジネスホテルの朝食バイキングを限界まで

・丸亀一鶴の骨付鶏 ひな鶏と親鶏

・うどん

 

お腹いっぱいで帰宅。

メンバー:妻、僕