続 イボGの山

何者にも成れずただ登るのみ

入鹿池 20200216

手漕ぎボートの上で僕らは、短い釣竿の穂先をただジッと睨んでいた。

未明から降り始めた本降りの雨は、古い合羽の表面を容赦なく叩き、下着まで濡らし始めていた。身体はすでに骨の芯まで冷えてしまっている。

4人で5時間は粘っただろうか。釣れたのはワカサギ40匹強。

時間とお金と体温を消費して得たこのワカサギ達の一匹あたりの価値は如何程か。

きっとビックリするほどの高級魚だろう。

 

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↑出港


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↑釣果は唐揚げに

 

次は天気の良い時に…